福岡県トライアスロン連合
アクアスロンINシーサイドももち2003 大会報告

アクアスロン IN シーサイドももち開催さる!

FTU副会長  野口隆平

今年も好天に恵まれ、申し込み318名、当日出走279名と昨年を上回る参加者を得て盛況のうちに開催された。

 今大会はエキシビションとして「オーシャンマン・レース」を開催したので、それに出場するFTU強化選手の池形成信、福島智和の両選手がオープン参加し、昨年優勝し招待選手となった武友寛選手、弟の武友潤選手との四つ巴の見応えのある戦いとなった。

 結果はスイムから逃げだした福島選手がランで追い上げる武友寛選手を振り切って1分の差をつけて圧勝。3位武友潤選手、4位池形選手だった。ただ、福島、池形選手はオープン参加のため表彰上は優勝武友寛選手、2位武友潤選手、3位は山口県から参加の藤井裕之選手となった。武友潤選手はまだ18歳でこれからが楽しみである。また、武友寛選手のトライアスロンでの復活も期待したい。

 本レースに続いて表彰式前の午後0時からオーシャンマン・レースをおこなった。

 日本でのオーシャンマン・レースは一昨年、2001年に神奈川県の湘南海岸で始まった。トライアスリートでスポーツナビゲーターの白戸太朗氏とライフ・セービングの元日本チャンピオン遠藤大哉氏の発案によるものだが、海外、特にオーストラリアでは「ラン・スイム・ラン」としてよく知られているとのこと。「走りにくい砂浜を筋力で走破し、サーファー好みの波打ち際の荒波をパワーで泳ぎ切って」ビーチ最強のアスリートを決する競技だ。トライアスリートとライフ・セーバーが互角に競えるように距離が短いのが特徴である。残念ながら今回はライフ・セーバーの参加がなかったが、われわれは距離が短いだけに初心者でも出場できる「浜辺の運動会」をめざした。初心者の参加がなければ、とりあえずは強い選手の走りと泳ぎを見てもらうつもりだったが、思いがけず7名の女の子たちが参加してくれ応援も含めてまさに「運動会」と化した。

 コースは白戸さんに5月3日に現地を見てもらいアドバイスをもらって設定した。ライフ・セーバーの本領が発揮できるためには波のあるところがいいのだが、ももち浜は波が少ないので、その代わりに海の出入りの回数をふやした。ラン・スイムの順に200m・100m・200m・100m・150mでおこなった。子どもたちには最後のスイム・ランが長すぎたかもしれない。

 アクアスロンのときは曇っていた天気も徐々に晴れて、オーシャンマン・レースでは夏の日差しのもとで絶好の浜辺の運動会となった。波もでてきたのでおもしろくなるかなと期待したが、正午にはベタ凪にもどり残念。

 参加者は一般男子31名、女子3名、キッズ7名で、一般予選を二組、キッズの部を一組、そして予選各組から8名ずつ勝ち残って男子決勝をおこなった。

 男子決勝は武友寛選手とそのグループの作戦勝ち。武友寛選手はアクアスロン本番の雪辱を果たした。武友潤選手がペースメーカーとなりかなりのハイペースではいったので、福島選手、池形選手はペースが乱れた。最後は武友寛選手の同じ職場・チームで弟子にあたる樋口選手にも代わされて3位、4位に後退した。

 参加選手の感想のなかに、トライアスロンでできないことができた。すなわち、砂浜を全力で走ること、ダッシュで海に飛び込むことのふたつ。やみつきになるかも知れないとのこと。そして、とてもエキサイティングだったとのこと。こんな感想をもらうと主催者としてはとてもうれしい。来年もやるかなという気になる。もし、開催されれば皆さんもぜひどうぞ

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