いつも田中敬子選手を応援していただいてありがとうございます。
今回、9月13日(土)に中国・上海でのインターナショナルトライアスロン上海大会に田中敬子選手(チームー・ゴーヤー)が日本代表として参加しましたのでコーチの私、千葉智雄がレポートします。
出発予定の11日は台風14号が沖縄に接近していたため、出発を10日に変更し出発前からバタバタした遠征のスタートとなりました。
上海から高速道路で1時間ほど移動した松江区がメイン会場となり、大会当日は日本の気候と同じように蒸し暑い晴天の中でスタートしました。
エリート、U23、ジュニアの40人と同時スタートした田中選手はバトルにはまりスタートから遅れてしまい先頭から1分30秒遅れの第2集団でバイクに入りました。
バイクに入り積極的に先頭を引き、20q過ぎにトップ集団に追いつき25人前後の大集団になりました。
バイクは1周10kmのコースを周回し、田中選手は最終周回後半5qは集団の先頭を引き集団の前でバイクフィニッシュしました。
今回の大会では8月の長野県合宿で強化したランの成果を試すことにポイントを置いてレースをスタートしました。
ランスタートはワールドカップの上位で活躍しているシン・リン選手(中国)が飛び出しそれを追って2番で田中選手がスタートしました。
シン・リン選手に必死に着いていき1km過ぎ地点までは世界のスピードを体感することができ貴重な経験をすることができました。
その後、順位を落としましたが5km地点まではワールドカップで活躍している選手がゾロゾロいる中でレースを進めることができました。
私は少しハイペースで入りすぎて後半ペースダウンしてしまうのではと思いましたが、私以上に田中選手のほうが冷静でシン・リン選手の後ろを走っているときも「10kmあることを考えてつぶれないように走っていた」と聞いてビックリしました。
田中選手の考えどおり最後までつぶれることなく走りきり10位でフィニッシュしました。
インターナショナルトライアスロンは10位までに入った選手にワールドポイントが与えられ田中選手は初めてワールドポイントを獲得しワールドランキングに名前が入ることになりました。
長野合宿での練習の手応えは田中選手も私も充分感じることができました。
今後、11月に行われるアジア選手権インド大会、12月に行われるITU世界選手権ニュージーランド大会にも日本代表として参加することが決まりました。世界選手権ではトップ10を目指してまた練習を積んでいこうと思っています。これからも応援よろしくお願いします。
今週末には福岡トライアスロンフェスタのスーパースプリントに参加しますので皆さんに成長している姿をみていただきたいと思います。 |